*os_amiga.txt* For
Vim バージョン 7.3. Last change: 2010 Aug 14
VIM REFERENCE MANUAL by Bram Moolenaar
*Amiga*
このファイルは Amiga version の Vim 特有の事柄に関して記述されています。
下には特別に
|MorphOS|についてのセクションが設けられています。
NOTE: Amiga 用のコードはまだソースに含まれていますが、メンテナンスもテストもさ
れていません。
Amiga へのインストール:
- "VIm:" を Vim の "doc" ディレクトリがある場所に割り当てます。help コマンドで
"VIM:doc/help.txt" が検索されます。
$VIM 環境変数を設定してもうまく動作します。他の方法では: $VIM が使われてい
て、定義されていないと "VIM:" が使われます。
- DOS 1.3 かそれ以前では: "arp.library" を "libs:" に追加してください。
|+ARP|
機能を有効にしてコンパイルしている必要があります。newcli と run が "C:" に含
まれていることを確認してください(外部コマンドを実行するため)。
- "-c" を受け付ける shell (例えば、Fish disk 624 に含まれている "Csh")を "c:"
か他の検索パスが通っている場所においてください(外部コマンドを実行するため)。
もし十分なメモリーを積んでいれば、"rez csh vim" コマンドを実行し、Vim と csh
を resident にすることで起動の遅さを回避することができます。"rezlib.library"
を "libs:" ディレクトリにおく必要があるでしょう。2.0 以下では rez version 0.5
が必要です。
digraph を使わない場合は、
|+digraphs| 機能を無効にして再コンパイルすることでメ
モリーをいくらか節約することができます。他の端末で Vim を使いたい場合は
TERMCAP オプション付きで再コンパイルします。Manx 5.x と SAS 6.x つきでコンパイ
ルされます。makefile と feature.h を参照してください。
構文強調がオンになっているときや、検索にネストしたワイルドカードを含めたときに
Vim がクラッシュしたら、それはスタックが小さすぎる可能性があります。スタックサ
イズを大きくしてみてください。Vim を起動する前にシェル内で Stack コマンドを使
います。workbench では Vim のアイコンを選択し、workbench の "Info" メニューを
選択し、フォーム内の Stack フィールドを変更します。
もし異なる色を使いたい場合は、termcap コードを設定してください:
t_mr (反転テキスト)
t_md (太字テキスト)
t_me (t_mr と t_md 後の普通のテキスト)
t_so (standout モード)
t_se (t_so 後の普通のテキスト)
t_us (下線付きテキスト)
t_ue (t_us 後の普通のテキスト)
t_ZH (イタリック・テキスト)
t_ZR (t_ZH 後の普通のテキスト)
標準の ANSI エスケープ・シーケンスが使われます。コードは:
30 grey char 40 grey cell >0 grey background 0 all attributes off
31 black char 41 black cell >1 black background 1 boldface
32 white char 42 white cell >2 white background 2 faint
33 blue char 43 blue cell >3 blue background 3 italic
34 grey char 44 grey cell >4 grey background 4 underscore
35 black char 45 black cell >5 black background 7 reverse video
36 white char 46 white cell >6 white background 8 invisible
37 blue char 47 blue cell >7 blue background
'>' つきのコードは最後になければなりません。cell と background の色は同じであ
る必要があります。コードはセミコロンで分割することで組み合わせることができます。
例えば、青い背景に白のテキストにするには:
複数のコマンドをフィルターコマンドとして使う場合、例えば:
では、最後のコマンドの出力のみが使われます。この問題を回避するには、コマンドを
グループにする必要があります。そして、これは使っている shell に依存しています
(このため、Vim では自動的に行いません)。例:
1つのファイル名のみを受け付けるコマンドではファイル名にスペースが使われていて
もかまいません。しかしながら、複数のファイル名を引数として受け付けるコマンドで
は、スペースの前のバック・スラッシュをつける必要があります。
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Vim for MorphOS
*MorphOS*
[このセクションの大部分は Ali Akcaagac による]
MorphOS 版についての最新情報は:
http://www.akcaagac.com/index_vim.html
Problems
MorphOSではなくVimやUN*Xに関連した問題が2つあります。ram(訳注1)内のVimを起動す
るとMorphOSは小煩いrequester(訳注2)を出していろいろと不満を言いますが、それは
無視してください。もう1つ、普通にVimを起動するといくつかのプラグインが無視でき
るような問題を起こします。いつか誰かが直してくれることでしょう。
訳注1: ram = RAM ディスク?
訳注2: requester = ダイアログ or メッセージボックス?
とりあえずこれらの問題には目をつむり、次のように起動するか:
vim <編集するファイル>
もしくは、このヘルプの意向を享受し、質素に Vim を起動したいなら、次のように
するのが良いでしょう:
vim --noplugin <もちろんファイルを指定することもできます>
インストール
1) 'VIM' バイナリを c: にコピーしてください
2) Vim のランタイムパッケージを次から入手してください
ftp://ftp.vim.org/pub/vim/amiga/vim62rt.tgz
そしてそれを MorphOS がインストールされている場所の 'Apps' ディレクトリに
展開してください。私の場合は次のような階層になってます:
MorphOS:Apps/Vim/Vim62/...
3) s:shell-startup に次の行を加えてください (重要!)。
;Begin VIM
Set VIM=MorphOS:Apps/Vim/Vim62
Assign HOME: ""
;End VIM
4) '.vimrc' ファイルを s: にコピーしてください。
5) アーカイブには 'color-sequence' というファイルも含まれています。これは
MorphOS のシェルで ANSI カラーを表示するようにします。このファイルを s: に
コピーし s:shell-startup を以下のように変更してください:
;Begin VIM
Set VIM=MorphOS:Apps/Vim/Vim62
Assign HOME: ""
Execute S:Color-Sequence
Cls
;End VIM
vim:tw=78:ts=8:ft=help:norl: