Identity of the Vim

自己紹介

• MURAOKA Taro/村岡太郎 (KoRoN, @kaoriya)
• http://www.kaoriya.net/
• 正規表現日本語化, Windows版配布, マニュアル日本語化, C/Migemo, Chalice, 文字列テキストオブジェクト, codic-vim
• JavaScript, Ruby, Java, C/C++, Perl, C#, etc... golang
• Webアプリ, Android, 組み込み/携帯電話, 3D CG, 文字列処理, 圧縮, データ構造, 最適化, ニューラルネット, 遺伝アルゴリズム, ハード工作

アイデンティティとは？

• 同一性
• 正体、身元
• 独自性、主体性、帰属意識
• 個性、作風、芸風
• らしさ

from Weblio or so.

この場での定義

• 「らしい」= 得意なこと / デザインに含まれている
  • 行指向の編集
  • 高速な起動
  • 拡張がしやすい
• 「らしくない」= 不得意なこと / デザインに含まれていない
  • 文字指向の編集
  • グラフィカルな表現
  • 拡張がしにくい

モチベーション

• LL Diver 2014 エディタ対決 (2014/08/23)
• 新しいエディタの登場/台頭
  • Sublime
  • atom
  • neovim
• ライバルの衰退
  • Emacs ェ…

Vimの歴史

• 1991 公開(Amiga)
• 1998 スクリプト& ハイライト
• 1999 香り屋版の配布開始
• 2005 外部スクリプト言語
• 2010 Luaサポート
• 2011 vim-jp.org 発足
• 2014 ???

Vimに至る歴史/アイデンティティ

それ以前	バイナリファイル、固定長レコード
UNIX	テキストファイル、パイプ、etc
ed/sed	行指向のインタラクティブな編集 exモードの操作体系
ex/vi	hjklに代表される Visualモード(=normalモード)の操作体系

Identity of the Vim

モーダル	○
テキストオブジェクト	◎
マルチプラットフォーム	○
Vimスクリプト	△
シンタックスハイライト	☓
vim-jp = ユーザー	◎

Ideal Vim Users

• 複数の言語にチャレンジ。1つだけならVimなんか要らない!
• 多彩な分野、ジャンルにチャレンジ。1つだけなら(ry

ユーザーが色々やる意義

• 複数言語に触れる →ボキャブラリーが増える →設計・考えの幅が広がる
  (霊長類最強の男「カレリン」の言葉)
• 多彩な分野に携わる →予期せぬところで分野同士が関連してくる
• 異なる役割を担う →立場を変えると見えるものが異なる

Vimで色々やる意義

• 便利だった機能・操作が別の用途に
• 不便さがVim自体の改善・拡張に

得たものをVimへ還元